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2022年1月2日

ユニットリーダー研修

三好園しんざ

施設では、個別ケアを推進していく為にユニットケアという手法で入居者様とご利用者様に家庭的な雰囲気の中で過ごして頂き、一人ひとりを大切にしたケアを日々提供しています。

 

ユニット型施設は、各ユニットにユニットリーダーを配置する事が義務化されています。

ユニットリーダーは、ユニットをまとめるリーダーであり、ユニットの旗振り役となる重要な存在です。ユニットリーダー研修は、ユニットケアの理念をはじめ、ユニットリーダーの役割や体制の在り方、住環境、暮らしへのケア、システムなどを座学と実地研修を通して学び、自分の施設の現状と課題を再確認し、計画を立案し実践していく研修です。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、座学は集合形式からオンライン形式へと形を変え実施されています。実地研修は研修施設に足を運び4日間のカリキュラムを学ぶ研修となります。座学で学んだ知識と方法が施設で実際にどのように活用されているのかを直に学ぶ研修です。しかし、コロナ禍の中での研修受け入れが難しく現在に至っています。

 

この度、全国7か所の施設で感染対策を講じながら、実地研修が実施されました。

三好園しんざも、今回11月30日~12月24日まで4週にわたり、1回の受け入れ2名計8名の研修生の方をお迎えしました。

 

感染症対策を講じたうえでの研修の為、今までのような研修スタイルとは異なる部分もありますが、限られた日数の中で研修生が「見る」「聴く」「感じる」ことができる研修を心がけました。

ユニット体験を通して、入居されている方の暮らしている様子や職員の動きなど客観的に学び、最終日のプレゼンテーションで行動計画を発表して頂きました。

「住環境を改めて考え、設えを見直す」「一人ひとりに合わせた起床ケアを実践する」「ゆっくりと食べて頂くために食事時間を確保」「ユニットで炊飯し五感で感じて頂く」など研修生のケアへの想いは様々でした。

 

久しぶりの実地研修受け入れでしたが、入居者主体の考え方やケアの在り方を一緒に考え、改めて「暮らしとは何か」をお互いが考えるきっかけとなった研修でした。